皆さんこんにちわ。
いかがお過ごしでしょうか?今日は晴れるのかな~と言った感じの朝でしたが、曇りでしたね。
すっきり晴れて欲しいのですが、日本海側気候の福岡の冬で晴れ間はあまりありませんね。
今期は冷え込みきつく大雪予報にもなってますね。
さて、本題のマイク・ヘイルウッド。
人の名前です(笑)
フルネームをスタンレー・マイケル・ベイリー・ヘイルウッドと言いまして、二輪レース界の偉人です。
1950年代から70年代まで活躍した方です。
この方の名前を冠したバイクがありまして、それがこちら。
これは2000年発売の二代目です。MH900e
初代は1979年発売。ベベルギヤの900SSベース。900MHR
なんでこの名前がついているかというと、今でも開催されているマン島TTと言うレースに勝利した記念モデルなんです。
この勝利が普通の勝利ではなく、記念すべき勝利だったからこそなんです。
詳細は、当時二輪レースで常勝無敗だったホンダワークスのRCBを『市販車』の900SSをベースに参戦し、見事なまでにぶっちぎりで勝利したからなんです。
そのモデルは900MHRと呼ばれ、1979年から86年の1000MHRまで合計7000台売れた、ベベル系大ヒットモデル。
そんな900MHRの現代版モデルが写真の車両ですね。
イメージは間違いなく900MHRですが、現代技術で作ってあるため細身で華奢な印象を受けます。
エンジンは空冷900SSのLツイン。割と大きなオイルクーラーはハイパワーの証。
スーパースポーツ系空冷エンジンは魅力的です。
オイル点検窓の下にあるアルミブロックは初代MHRの900SSスクエアケースを意識しているのでしょうか?
このバイクの場合はアルミ製のフェアリングになっていて、オイルパンは点検窓があるところ。
メーターはセンターにアナログ式のタコメーター!レーシーです。
下にある液晶がデジタル式のスピードメーターです。
エンジン搭載位置を高くしている為またがれば腰高の戦闘的スタイルにこのメーター配置はやる気にさせてくれます。
フロントショックは今や世界最高峰のSHOWA製43πの倒立フォーク。減衰もレートも調整できます。
しなやかに路面を追従する。乗り手に路面状態を伝える。
これはリヤショックも同じ役割をするんですが、リヤはこれまた世界最高峰のオーリンズ。
実際乗ってみるとよくわかるんですが、オーリンズはバタつかないし、トラクションを殺さず路面状況を伝える事に優秀さを感じます。
安心して開けていける。前後ショックでメーカーが違うのはそういうことにこだわった結果でしょう。
この片持ちスイングアームもドゥカティの特徴ですね。
ホンダは1987年に片持ちセンターロックホイールでRC30を発売していますが、ホンダは耐久レースの際のタイヤ交換時間の短縮を狙ったもの。
ドゥカティの場合はデザイン上の理由が大きいらしいですが、916以降ずっと片持ちなのはリヤステア感覚がいいからなんじゃないかなと思います。
剛性を稼ぐために重く大きくなってしまうのですが、それ以上のメリットがあるリヤステア。
現在のレースシーンにおいても活躍しているドゥカティのマシンたち。
そのレースシーンの源流となる900MHRをイメージコンセプトにしているMH900e
かっこいいしいいバイクです。
車以上に趣味性が高いバイク。そのバイクがどんなバイクなのかメカニカル的にきちんと理解しているメカニックがきちんと対応致します。
古くても新しくてもなんでもどうぞ。
Mike Hailwood 900 evoluzione
こういう風に上から見るスタイルがセクシーです。
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